イラスト依頼の方法|初めてでも失敗しない手順とコツ
「自社のホームページやチラシに使うイラストが必要になったけれど、どうやって依頼すればいいの?」
「専門知識がないから、自分のイメージが正しく伝わるか不安……」
初めてイラストを外部に依頼(発注)するときは、手順やマナーがわからず緊張してしまうものです。イラストは形のないクリエイティブだからこそ、事前の準備や伝え方のコツを押さえておかないと、「思っていた仕上がりと違う」といった失敗に繋がってしまうこともあります。
本記事では、イラスト依頼の正しい手順と、初めてでも失敗しないための伝え方のコツを分かりやすく解説します。
イラストを依頼する前の「3つの準備」
まずは、制作会社へ問い合わせる前に最低限決めておきたい、あるいは準備しておきたい3つの要素を整理しましょう。
これらがあるだけで、見積もりやその後の進行が驚くほどスムーズになります。
① イラストの「用途」と「仕様」
- 用途
- ホームページのどこに使うのか、印刷してチラシにするのか、SNSのアイコンなのかなど。
- 枚数
- 何点必要なのか。
- サイズ・納品データ形式
- 分からなければ「Web用」「A4チラシ用」と伝えるだけでもOKですが、指定がある場合は共有します(例:背景が透明なPNG、編集可能なPSD、印刷用のAIなど)。
② 希望するイラストの「参考イメージ(画像)」
言葉だけで「おしゃれな感じ」「親しみやすい雰囲気」と伝えても、人によってイメージする絵柄はバラバラです。 ネット検索やピンタレストなどで、「自社の理想に近いタッチのイラスト」や「理想の配色に近い画像」を2〜3枚保存し、参考資料として用意しておきましょう。これが最も「認識のズレ」を防ぐ方法です。
③ 予算と希望の「納期」
「〇月〇日のイベントで使いたい」「〇月上旬にサイトを公開したい」といったデッドライン(最終納期)を明確にしておきます。また、大まかな予算感を伝えておくことで、制作会社側も「その予算内なら、このタッチや枚数が提案できる」といった最適なプランを出しやすくなります。
初めてでも失敗しない!イラスト依頼の5つの手順
実際の依頼から納品までは、以下のようなステップで進みます。
ステップ1:お問い合わせ・お見積もり
制作会社のホームページから問い合わせます。
上記で準備した「用途・枚数・参考イメージ・予算・納期」を伝えると、スムーズに見積書が発行されます。
ステップ2:ヒアリング・ご契約
料金やスケジュールに納得できたら、正式に契約(発注)となります。
その後、ディレクターによる丁寧なヒアリングが行われ、「イラストでターゲットにどんな印象を与えたいか」などを深掘りしていきます。
ステップ3:ラフ画(下書き)の確認
イラストレーターが描いた、ポーズや構図を確認するための「ラフ画(モノクロや簡単な着色の下書き)」をチェックします。
- ここが最大のコツ!
- 「顔の向きを変えたい」「ポーズをこうしてほしい」といった大幅な修正は、必ずこの「イラスト依頼ステップ3」のラフ画の段階で全て伝えてください。
次の清書に進んだ後での大幅な変更は、追加料金や納期遅延の原因になります。
ステップ4:清書(本制作・カラー)の確認
ラフ画を元に、描き込みと着色を行った完成形に近い状態をチェックします。ここでは「色味がイメージ通りか」「細かい部分に違和感がないか」を確認します。
ステップ5:最終調整・納品
仕上げの微調整を行い、指定のデータ形式でイラストが納品されます。
制作会社への「上手なイメージの伝え方」のコツ
「絵心がなくて、どう指示すればいいかわからない……」という場合でも大丈夫です。
以下の3つのポイントを意識して伝えてみてください。
①「NG(避けてほしいこと)」を伝える
「アニメっぽすぎる絵柄はNG」「自社のロゴに青が使われているので、赤色は使わないでほしい」など、やってほしくないことを事前に伝えると、打率がグッと上がります。
② キャラクターを依頼するなら「性格や設定」を伝える
人物やキャラクターを依頼する場合、「30代の明るい営業マン」「真面目で誠実な雰囲気の主婦」など、内面や設定を箇条書きで伝えるだけで、イラストレーターは表情やポーズのアイデアを膨らませることができます。
③ 修正(リテイク)の指示は「目的や理由」を添えて伝える
「ここを赤色に変えて」「背景をもっと大きくして」といった具体的なパーツだけの指示だと、全体のバランスが崩れてしまうことがあります。 大切なのは、「修正(リテイク)を指示する理由(何のためにそうしたいのか)」を一緒に伝えることです。そうすることでプロならではのより良い表現方法を提案してもらいやすくなります。
まずは「こんなイメージ」と気軽にご相談ください
イラストの依頼方法や手順、失敗しないためのコツを解説してきました。
「初めてなのに、ここまで完璧に準備しなきゃいけないの?」と難しく感じてしまった方もいるかもしれません。
しかし、最初からすべてを完璧に決めておく必要はありません。
大切なのは、プロの力を借りながら、あなたの「作りたい」を一緒に形にしていくことです。 たとえ「参考画像が1枚しかない」「言葉でうまく説明できない」という状態であっても、ビジネスの目的(誰に、何を伝えたいか)さえ決まっていれば、制作会社側から最適なタッチや構図の提案を受けることができます。
イラストを外注することは、自社の魅力を何倍にも膨らませる素晴らしいチャンスです。まずは難しく考えず、「こんなことってできる?」という気軽な相談から一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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